マイデイ マルチフォーカル徹底解説|1dayシリコーン素材の遠近両用

「1day の遠近両用に切り替えたい。でも夕方の目の乾きや、レンズの酸素不足が気になる」——そんな悩みはありませんか。
遠近両用コンタクトは製品ごとに素材がまったく違います。ところが多くの人は価格とブランドだけで選び、素材(酸素の通しやすさ)まで見て選ぶ人は少数派。装用時間が長い 40-50 代こそ、ここで差がつきます。
当サイトでは遠近両用の主要 4 製品を仕様ベースで比較・解説してきました(4 製品の横並び比較はこちら)。この記事ではその中から マイデイ マルチフォーカル(Cooper Vision)だけを単品で深掘りします。
読めば、スペックの意味・実売価格・自分に向くかどうかまで一度で判断できます。先に結論を言うと、「1day で素材の快適さを優先したい人」の第一候補がこのレンズです。
結論:1day で「素材」を優先する人の第一候補
マイデイ マルチフォーカルは、1day タイプでシリコーンハイドロゲル素材を採用した遠近両用レンズです。
理由はシンプルで、1day の遠近両用でこの素材を選べる製品は限られるから。競合のワンデーアキュビューモイスト マルチフォーカルは従来素材(etafilcon A)で、シリコーンハイドロゲルではありません。「1day × シリコーンハイドロゲル素材」を選べる遠近両用は限られ、そこがマイデイを検討する主な理由になります(どちらが合うかは装用感の個人差もあるため眼科で相談を)。
たとえば「朝から夜まで装用する日が多い」「PC 作業が長く、目への負担をできるだけ減らしたい」という働き盛りの 40-50 代。素材を軸に選ぶなら、1day ではマイデイが最初に検討すべき製品になります。
マイデイ マルチフォーカル
- 1day 使い捨て
- シリコーンハイドロゲル素材
- 加入度数 3 段階
- Cooper Vision 製
¥3,452(30 枚 / 片眼約 1 ヶ月)※2026-07 時点・atlens
マイデイ マルチフォーカルのスペック詳細
まず基本仕様を一覧で確認します(CooperVision 公式製品ページ・atlens 商品ページと照合。メーカー公式ページ確認・2026-07 時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | Cooper Vision(クーパービジョン) |
| 販売名 | マイデイ |
| 装用期間 | 1day(1 日使い捨て) |
| 素材 | stenfilcon A(シリコーンハイドロゲル) |
| 含水率 | 54% |
| 酸素透過率(Dk/t) | 100 ×10⁻⁹(-3.00D の場合) |
| BC(ベースカーブ) | 8.4mm |
| DIA(レンズ直径) | 14.2mm |
| 中心厚 | 0.08mm(-3.00D の場合) |
| 球面度数 | +8.00D〜-10.00D(0.25D ステップ)/-10.50D〜-12.00D(0.50D ステップ) |
| 加入度数(ADD) | Low・Med・High の 3 タイプ |
| UV カット | 搭載(紫外線吸収率 UVA 85%・UVB 96%) |
| 医療機器承認番号 | 22700BZX00320000 |
素材 stenfilcon A:シリコーンハイドロゲルとは
シリコーンハイドロゲルは、従来素材より酸素を通しやすいレンズ素材です。
角膜(黒目の表面)は血管がなく、涙と大気から直接酸素を取り込んでいます。レンズはその上にフタをする形になるため、素材の酸素透過性は装用中の目のコンディションに関わる基本性能です。
マイデイ マルチフォーカルの酸素透過率は Dk/t 100(-3.00D の場合。メーカー公式ページ確認・2026-07 時点)。競合のモイスト マルチフォーカル(従来素材 etafilcon A)の Dk/t 33.3 と比べると、数値上は約 3 倍です。シリコーンハイドロゲル素材は 2week の主要製品(バイオフィニティ・メニコン プレミオ)でも採用されている素材で、マイデイはこの素材を 1day で使える点が核になります。
素材そのものの仕組みやメリット・注意点を掘り下げたい方は、シリコーンハイドロゲルとはで基礎から解説しています。
加入度数(ADD)は Low・Med・High の 3 タイプ
加入度数とは、老眼の進行度に合わせて手元の見え方を補う度数のことです。
マイデイは Low・Med・High の 3 タイプから選べるため、老眼初期の「弱めから試したい」段階から、進行後の「しっかり補正したい」段階まで、眼科の測定結果に合わせやすい構成です。2 段階の製品(メニコン プレミオ)と比べると微調整の余地が大きく、4 段階(バイオフィニティ)には及ばない、中間的な位置づけになります。
どの段階が合うかは自己判断せず、必ず眼科での測定・処方に従ってください。
UV カットは搭載(UVA 85%・UVB 96%)。ただしサングラスの代替にはならない
マイデイ マルチフォーカルは紫外線吸収剤入りレンズで、紫外線吸収率は UVA 85%・UVB 96% です(CooperVision 公式製品ページで確認・2026-07 時点)。
同じ 1day 遠近両用のモイスト マルチフォーカル(UVB 約 97% 以上・UVA 約 81% 以上カット)にも UV カットがあるため、この点は両製品の差別化軸にはなりません。
ひとつ誠実に添えておくと、メーカー公式ページも注記しているとおり、UV 吸収剤入りレンズは UV カット機能付きサングラスの代替にはなりません。レンズが覆えるのは黒目とその周辺だけで、目のまわり全体は保護できないためです。ゴルフや屋外スポーツなど日中の屋外活動が多い方は、レンズの数値に関わらずサングラスや帽子との併用を前提にしてください。
向く人・向かない人
マイデイ マルチフォーカルが向く人
- 1day 派で、素材の酸素透過性を優先したい人
- 朝から夜まで装用時間が長い日が多い人
- 1day のモイストと迷っていて、価格より素材(シリコーンハイドロゲル)を優先したい人(価格はモイストの方がやや安い。後述の価格参照)
- すでにマイデイ(近視用 1day)を使っていて、同シリーズで遠近両用に移行したい人
向かない人
- 月額コストを最優先したい人 → 2week 系(バイオフィニティ / メニコン プレミオ)が圧倒的に安い。1day と 2week の決め方を先に読むのがおすすめ
- アキュビューブランドの実績や 1 箱あたりの安さを優先したい人 → モイスト マルチフォーカル(解説記事)が候補。従来素材だが価格はやや安い
- 老眼の進行に合わせて加入度数を 4 段階で細かく刻みたい人 → バイオフィニティ マルチフォーカル(解説記事)
価格:アットレンズの実売価格と月額目安
正規通販アットレンズでの販売価格は 1 箱 30 枚入り ¥3,452(2026-07 時点・税込送料込)。毎日両眼で使うと 1 ヶ月 2 箱、月額目安は約 ¥6,900 です(使用頻度が少なければ 1 箱/月=約半分に収まります)。
正直に言うと、1day 遠近両用は 2week 系より月額コストが高くなります(バイオフィニティは月額約 ¥870)。それでもマイデイを選ぶ価値があるのは、毎日新品=レンズケア不要・衛生的という 1day の利点と、シリコーンハイドロゲル素材を両立しているから。同じ 1day のモイスト(¥3,260 / 30 枚・2026-07 時点)とは近い価格帯で、1 箱あたりはモイストの方がやや安いため、価格差より素材(シリコーンハイドロゲルか従来素材か)で選ぶのが基本です。
なお、コンタクトの通販は販売業許可を持つ国内正規流通の店舗を選ぶことが大前提です。アットレンズは高度管理医療機器の販売業許可を持ち、送料無料・後払いに対応しています。詳しくはアットレンズの使い方と信頼性レビューと正規流通コンタクトの見分け方にまとめています。
購入から装用までの流れ
- 眼科で検査・処方を受ける(度数・加入度数・ベースカーブを確定)
- アットレンズで処方どおりの度数・加入度数を選んで注文
- 注文時に装用経験の確認フォームに回答
- 到着後、清潔な手で装用。3〜6 ヶ月ごとの定期検診も忘れずに
他製品との使い分け
マイデイは万能ではありません。判断軸ごとの使い分けはこうなります。
- 1day で素材優先 → マイデイ(本記事)
- 1day でアキュビューブランドの実績・1 箱あたりの価格優先 → モイスト マルチフォーカル
- 月額コスト最優先・加入度数の柔軟性 → 2week 系。まず1day と 2week どっちを選ぶかで装用サイクルを決める
- 4 製品を横並びで見て決めたい → 遠近両用コンタクトおすすめ 4 選比較
- そもそも遠近両用が初めてで全体像から知りたい → 遠近両用コンタクト完全ガイド
よくある質問
モイスト マルチフォーカルとの一番の違いは?
素材です。マイデイはシリコーンハイドロゲル(stenfilcon A・Dk/t 100)、モイストは従来素材(etafilcon A・Dk/t 33.3)。酸素透過性を優先するならマイデイ、アキュビューブランドの安心感や 1 箱あたりの価格を優先するならモイストという住み分けになります。UV カットは両製品とも搭載しているため、差別化軸にはなりません。価格は 2026-07 時点でモイスト ¥3,260・マイデイ ¥3,452(アットレンズ)と、モイストの方がやや安めです。
UV カットは付いている?
付いています。紫外線吸収率は UVA 85%・UVB 96% です(メーカー公式ページ確認・2026-07 時点)。ただしメーカーも注記するとおり、UV 吸収剤入りレンズは UV カット機能付きサングラスの代替にはなりません。屋外活動が多い方はサングラスや帽子との併用を前提にしてください。
加入度数(ADD)はどう選べばいい?
自己判断は禁物です。加入度数は老眼の進行度だけでなく、PC 作業や読書の頻度でも適正値が変わります。必ず眼科で測定を受け、処方どおりの段階を購入してください。合わないと感じたら次の検診で相談を。
近視用のマイデイからそのまま切り替えられる?
同シリーズでも遠近両用は加入度数(ADD)という手元用の度数が加わるため、改めて眼科での検査・処方が必要です。素材や装用感の傾向が近いぶん移行の心理的ハードルは低めですが、手続きは新規処方と同じと考えてください。
まとめ:素材重視の 1day 派はマイデイから
マイデイ マルチフォーカルの要点を整理します。
- 1day × シリコーンハイドロゲル素材という組み合わせが最大の強み
- 加入度数は Low・Med・High の 3 タイプで、老眼初期から進行後まで処方に合わせやすい
- UV カット搭載(UVA 85%・UVB 96%)。ただしサングラスの代替にはならない点は公式も注記
- アットレンズで 1 箱 ¥3,452(30 枚・2026-07 時点)、両眼・毎日で月額目安約 ¥6,900(頻度が少なければ約半分)
装用時間が長い 40-50 代にとって、素材は毎日効いてくる基本性能です。1day で遠近両用デビューするなら、マイデイは間違いなく比較リストの上位に置くべき 1 本。
繰り返しになりますが、購入前に必ず眼科で検査・処方を受けてください。そのうえで、正規流通のアットレンズなら送料無料・後払い対応で始めやすくなっています。
マイデイ マルチフォーカルをアットレンズで見る出典・参考
- クーパービジョン「マイデイ マルチフォーカル」製品ページ https://coopervision.jp/contact-lenses/myday/myday-multifocal — スペック(素材 stenfilcon A・Dk/t・BC/DIA・球面度数・加入度数・UV 吸収率・医療機器承認番号)の裏付け